川端龍子の代表作品が見れる美術館はどこ?

戦前を代表する日本画家、川端龍子

皆さんは、彼をご存知でしょうか?

 

彼の描く作品はどれも壮大かつ躍動感のある大作ばかりです!

 

今回は、そんな川端龍子と、川端龍子の遺した力強い作品達の紹介をしたいと思います。

 

合わせて、彼の作品たちを楽しめる美術館の紹介もしますので、よろしければご覧ください!



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川端龍子とは?

先ず、川端龍子がどのような人物なのか?

というところからご紹介しましょう。

 

川端龍子は1885年6月6日~1966年4月10日まで活躍した日本画家です。

幼いころに見た鯉のぼりの姿に感動し職人の教えを乞うた事が彼の画家としての第一歩でした。

 

後も、絵を描き続けた彼は1904年から油彩画を学び始め、西洋画をよく描くようになります。

又、この当時は生計を立てるために雑誌やハガキの挿絵の仕事もしていました。

そのため、挿絵画家としても有名です。

 

1913年には、渡米し西洋画を更に深く学ぼうとしますが、誰にも受け入れられず挫折を味わったそうです。

帰国前、彼が立ち寄ったボストン美術館に展示されていた平治物語絵巻をみて日本画家への転向を決意します。

 

帰国後、ほぼ独学で日本画を習得。

1921年は日本画作品「火生」を発表しました。

 

独学で習得したこともあり、彼の日本画は所謂「日本画のおやくそく」を破る作風でした。

それまでの日本画は「上品さ・繊細さ」等が求められていました。

しかし、川端龍子が発表した「火生」には荒れ狂う炎がヤマトタケルを包む姿を力強く描いたのです。

 

これを画壇は皮肉を込めて「会場芸術」と揶揄しました。

個人が小規模に、床の間で鑑賞するのが日本画であるとされていた時代だからです。

その逆を行く粗野な作品であるという意味で「会場芸術」と言ったのです。

 

しかし、川端龍子は頑として曲げず、「会場芸術」を更に深化させようとしました。

彼は独自路線を進むために「清龍社」を発足し、屏風の大画面に筆を走らせる大作主義を打ち立て、

大衆に訴える芸術という意味合いで「会場芸術」を作り続けました。

 

この試みは後に高く評価され、1959年には文化勲章を受章しました。

 

そして、1966年。80歳で亡くなられました。

 

川端龍子の作品

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先にも挙げたとおり、川端龍子の作品は、

大作主義の会場芸術です。

 

そのため、巨大な屏風に力強い線で描かれた日本画を描くのが特徴の一つですね。

又、時代を描写した作品も数多く残しました。

それと同時に、彼の作品には非現実が混ぜ込まれていることがあります。

 

これらの特徴は各作品でよく見られます。

代表作の一つ「香炉砲」では、空飛ぶ戦闘機の機体がシースルーになっています。

 

戦争の時代という背景に着想を得つつ、彼の奇抜な発想が現れている作品のひとつです。

ダリのような雰囲気を持つ日本画ですよね。

 

又、川端龍子の作品で目を引く点がもう一つあります。

「水」の描写です。

川端龍子のこだわっている点の一つである水の描写は、時代を追うごとに変化してきます。

 

彼の1929年の作「鳴門」では、まさに「会場芸術」を体現した作です。

縦1m85㎝、幅8m38㎝の巨大な屏風に描かれた荒れる瀬戸内海の鳴門の描写が

パノラマの大迫力と力強い線で描かれています。

 

同じ「」が主役の作品ですが後の1937年の作「潮騒」。

コチラではうねる水の描写がよりリアルな色遣いで描かれていることに気付くかと思います。

また違った種類の迫力を感じますよね。

 

言葉で表現するのは難しいですが、

同じ迫力でも、

前者はちょっと漫画チック

後者は写真チック

に感じます。

 

このような彼の作品の迫力の違いを追っていくのも楽しみ方の一つかもしれませんね!

 

川端龍子の代表作品が見れる美術館の紹介

さて、みなさんも川端龍子の作品の迫力を自分の目で確かめたいでしょう。

 

では、最後に川端龍子の代表作品が見れる美術館をご紹介します。

 

東京

大田区立龍子記念館

川端龍子の喜寿の記念で建てられた記念館で多くの作品がここに収蔵されています。

 

山種美術館

ご紹介した「鳴門」はこちらにあるとのこと。

 

東京国立近代美術館

永青文庫

松岡美術館

 

 

大阪

髙島屋史料館

ご紹介した「潮騒」はこちらにあります。

 

島根

足立美術館

代表作のひとつ「愛染」はこちらに。

 

京都

京都国立近代美術館

 

和歌山

和歌山県立近代美術館

 

以上が、川端龍子の代表作品を楽しめる美術館です。

注;時期によって、展示内容が変わるところもありますのでご注意ください。

 

興味があれば、足を運んでみてはいかがでしょうか?

※こんな日本を代表する芸術家の記事も書きました。よろしければ合わせてどうぞ!

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